OH MY GIRLが1月9日に日本デビューアルバム「OH MY GIRL JAPAN DEBUT ALBUM」をリリースする。今年の夏に派生ユニット・OH MY GIRL BANHANAとして日本での活動を経験した彼女たちだが(参照:OH MY GIRL BANHANA「バナナが食べれないサル」インタビュー)、今回が満を持しての正式な日本デビューとなる。これに先駆け、音楽ナタリーでは来日のタイミングでOH MY GIRLにインタビューを実施。そもそもOH MY GIRLとはどういったグループなのか? メンバーはそれぞれどんなキャラクターを持っているのか? 7人に話を聞いた。
──まず、OH MY GIRLがどんな特徴を持ったグループなのか教えてもらえますか?
ヒョジョン いろんなコンセプトを表現できるのがOH MY GIRLの特徴です。今年の8月には私たちのキュートな面にフォーカスした派生ユニット・OH MY GIRL BANHANAのミニアルバム「バナナが食べれないサル」を日本でリリースしましたが、2015年に韓国でデビューしてから、私たちはクールな曲から清純派なイメージの曲までいろんなコンセプトに挑戦しています。すごく個性的なメンバーばかりなので、7人そろうとなんでもできるんです(笑)。
──そんな個性的な皆さんに、改めて自己紹介をお願いできますか?
スンヒ 見れば見るほど魅力的なスンヒですー。
アリン スンヒちゃんはホントに明るくて、話しているとこっちも元気になってくるんですよ。
ミミ 末っ子のアリンはOH MY GIRLのお姫様ですね。アリン姫。私はみんなに「ラップするクマ」って言われてます。自分としてはカリスマラッパーのつもりなんだけど(笑)。
ジホ ミミがクマなら、私はキツネかな。
ユア クマとキツネの話はちょっと説明が必要ですね。韓国には「熊は愚鈍 キツネは賢い」ということわざがあるんですよ。
ジホ 以前、ミミがコンサートでG-DRAGON先輩の「ONE OF A KIND」を歌ったことがあるんですけど、この曲にはことわざになぞらえた「俺は才能ある熊 no 熊よりキツネ?」という歌詞があって。そのコンサートのあとからミミはみんなからクマと呼ばれるようになったんです。ときにはリラックマって言われることもあって。
ミミ つまり、私はいつもみんなからからかわれているということです(笑)。
ジホ 一方、私は顔がちょっとキツネっぽいかなって。あと「ジホはなんでもできる万能女子」って書いておいてください!
ヒョジョン 私はいつも笑顔だから、韓国では「ホッパンメン」(アンパンマン)って言われてるんですよ。
ユア 私はキューピッド担当です!
ミミ キューピッドと言うより、ダンシングマシンって感じじゃない?(笑)
ビニ みんな、明るいなー。私は清楚なタイプだからみんながうらやましいよ。
ヒョジョン・ミミ・ユア・スンヒ・ジホ・アリン はあ?
スンヒ 全然違うでしょ。いつもめっちゃうるさいじゃん。
ビニ えー(笑)。じゃあ「花火(Remember Me)」(「OH MY GIRL JAPAN DEBUT ALBUM」のリード曲)担当ってことで。もともと「花火(Remember Me)」は韓国で発表した曲なんですけど、そのタイミングで髪を花火みたいな赤色に染めたんですよ。韓国でも「『花火』みたいなビニです」って自己紹介していたことがあります。
──日本でのOH MY GIRL BANHANAとしての活動はいかがでしたか?
ビニ 以前にもイベント出演などでOH MY GIRLとして来日したことは何回もあったんですけど、日本語バージョンの楽曲を発表するのはOH MY GIRL BANHANAとしての活動が初めてで、正直かなり不安や緊張はありましたね。それまでとは違う責任感を感じたと言うか。
ミミ どんな反応があるかも想像できなかったし。
──8月には東京・なかのZERO 大ホールでOH MY GIRL BANHANAのショーケースライブが開催されました。日本のMIRACLE(OH MY GIRLファンの呼称)はどのように迎えてくれましたか?
ユア 皆さん、すごく愛のある眼差しで私たちを観てくれたんです。あのときのことは忘れられないです。
スンヒ メンバーのソロステージもあったし、始まる前はみんなすごく緊張してたんですよ。
ヒョジョン MIRACLEの皆さんが「バナナが食べれないサル」の振り付けを一緒にやってくれて。あれはすごくうれしかったな。
ジホ あの日は1日に3回も公演があって、1回目と3回目のMCをミミちゃんが、2回目のMCを私が担当したんですよ。ミミちゃんがすごく上手に話していたから、かなりプレッシャーを感じましたね。私もうまくやらなきゃって。でもMIRACLEの皆さんが応援してくれたので、楽しみながらステージに立っていたらあっという間に終わってしまいました。
ミミ 3回目の公演が終わったら、ドッと疲れが出たけどね(笑)。
アリン 私たちは韓国のグループなのに、日本の方たちもこんなにOH MY GIRLを支えてくれるんだと実感できた1日でした。あのときはショーケースライブだったけど、いつか絶対に日本でコンサートをやりたいと思いました。
ミミ いろいろな意味で、今年の夏にOH MY GIRL BANHANAとして活動できたのは大きかったですね。OH MY GIRLとしてのデビューはこれからなので、もちろん今もドキドキしてるんですが、今回は心地よい緊張を感じています。
──1月9日にリリースされるOH MY GIRLの日本デビューアルバム「OH MY GIRL JAPAN DEBUT ALBUM」はどんな作品ですか?
ヒョジョン OH MY GIRLの自己紹介的な作品ですね。韓国で発表した私たちの代表曲を日本語バージョンで収録しています。2015年のデビュー曲「CUPID」や今年1月に発表した「Secret Garden」……全部思い出深い曲ばかり。私たちにとって特別なアルバムになりました。さっきビニちゃんが言ってた「花火(Remember Me)」の韓国語のオリジナルバージョンも収録されます。
ビニ 日本語版「花火(Remember Me)」の私のパートに「砂粒みたいな記憶」という歌詞があるんですが、「砂粒」という日本語の響きが好きなんです。音が気持ちいいから、レコーディングでは勢いよく歌っちゃいました(笑)。
アリン 私はユアさんのパートの「愛で溢れた思い出たちが」が好き。メロディと日本語がハマってて、聴いてても歌ってても気持ちいいんです。レコーディングのときも、みんなで一緒に手を叩きながら歌ってたよね(笑)。
ユア なんか恥ずかしい(笑)。
──韓国語のオリジナルバージョンを日本語で歌い直すのは大変でしたか?
アリン はい。でも、韓国でデビューしたときよりもみんな確実に歌がうまくなっているので、今の私たちを表現できてると思います。「CUPID」はオリジナルと比べて聴くと面白いかもしれません。
ジホ でも、やっぱりレコーディングで苦労した部分もあるよね。日本語と韓国語では言語の構造的な部分で発声の仕方が違うんですよ。日本語で歌うときは、歌詞に込められた感情のニュアンスをつかむのが難しかったです。すごく細かいことではあるんですが、そこをちゃんと理解してないとちょっと違う歌になっちゃう。
ビニ だから日本語の歌をたくさん聴いて、自分たちの曲と比べてみて勉強しました。
ミミ 私は今回、過去最長のレコーディング時間を記録しました(笑)。ラップのパートは言葉の数が多いし、歌詞を覚えるのも大変でしたね。あと日本語でリズムを感じるのも難しかった。
──リズムを感じると言うと?
ミミ 日本語と韓国語では、リズムを作る場所が違うんですよ。日本語の歌詞のどこでビートを感じればいいのかが、なかなかわからなくて。例えば韓国語だったらパッチム(子音と母音で構成される音節の最後に置かれる子音)でフロウのアクセントを作るんですけど、日本語では濁点の発音があるところで作るんです。ラップ的な技術で言えば、むしろ日本語のほうがリズムを感じやすいんですが、そのことに気付くのにものすごく時間がかかりましたね。プロデューサーさんにいろいろと助けてもらって、大変だったけど楽しかったです。
ジホ アーティスティックな発言だね(笑)。
ミミ もう、からかわないでよー(笑)。
──皆さんにとってMIRACLEはどのような存在ですか?
ミミ ちょっとうまく言えないですね……そもそも自分たちにファンがいるということ自体いまだに信じられないし。
──でもOH MY GIRLは、韓国で数多くの音楽番組に出演している超人気アイドルじゃないですか。それなのにファンがいることが信じられないんですか?
ビニ 私たちは「自分たちが人気アイドルだ」なんてホントに思ったことがないんです。まだまだこれからという気持ちしかなくて、そんな自分たちにファンの方がいることは奇跡だとすら感じているんです。
──皆さんは歌やダンス、そして日本語までもすごく高いレベルで習得しているように思えます。僕からすると、そんな皆さんがファンから愛されるのは当然だと感じてしまうんですが。
ビニ この感覚はわかりづらいかもしれませんが、「愛されて当然」なんて考えたことはないですよ。そもそも歌手にとって努力するのは当たり前ですし、常に自分たちにできる最高の表現を見せる。ただそれだけ。それが歌手という仕事です。私たちはまだ完璧でないにもかかわらず、ファンの方にたくさん愛してもらっているので、やはりあり得ない状況だと思ってしまうんです。
ジホ 私たちがファンの皆さんから感じている愛は、私たち以外にはうまく理解できないと思います。そして、私たちも自分の中にある感情を言葉で表現できないんです。どう表現しても陳腐になってしまう。それくらいすごいものです。
──ではOH MY GIRLというグループやメンバーは、皆さんにとってどんな存在ですか?
ミミ 「私がやること=OH MY GIRLがやること」と考えているので、プライベートでもOH MY GIRLのことばかり考えてます。私たちはチームなんですよ。メンバー誰か1人が欠けたら今のOH MY GIRLは成立しません。
スンヒ 私にとって、このチームはホントに大きな意味を持っています。(目に涙を浮かべながら)単に友達とかそういうものではなくて……。
ヒョジョン スンヒちゃんが泣いた(笑)。
ビニ このあと写真撮影があるのに(笑)。
アリン この話になるとスンヒちゃんはいつも泣いちゃうんですよ。でも、私たちもみんな同じ気持ちです。メンバーは家族とも、友達とも違う。たくさんのことを一緒に経験してきた、お互いになくてはならない存在なんです。
──そうなんですね。最後に、日本デビューすることへの意気込みを聞かせてください。
ミミ 私たちの魅力が一番発揮される場所はコンサートです。なので、まず日本で全国ツアーをしたいですね。
ジホ そして、いつかは東京ドームで。
ビニ 実現できるように、これからどんどんがんばらなきゃね。
ヒョジョン あと、日本の地上波のテレビ番組に出てみたいよね。
アリン OH MY GIRLの冠番組!(笑)
ユア そうなると、CMとかも……(笑)。
スンヒ 日本のMIRACLEの皆さんにもっともっと会いたいから、日本にいっぱい来ていろんなところで活動したいですね。ぜひ楽しみにしていてください。
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